日誌

2018年3月の記事一覧

ご卒業、おめでとうございます!

 昨日3月1日(木)、卒業式が行われ、102名の3年生が学び舎を後にしました。

 私は、3年生たちとは1年間しか学校生活を共に出来ませんでしたが、昨年10月の公開文化祭「すずかけ祭」や夏のスポーツ大会など、3年生たちの活躍は目覚ましく、学校生活の中で光り輝いている姿が強く印象に残っています。

 卒業式での3年生の態度は、とても立派なものでした。前日の卒業式予行では、少々歌声が小さいかなと思いましたが、当日は、全員がとても大きな声で歌を歌っていました。3年生に負けないくらい、在校生たちの卒業式に臨む態度も立派でした。

 式が終了すると、3年生の中には、仲間や担任の先生との別れを惜しみ、感涙に咽ぶ姿がありました。そして退場する際、3年生の各クラスとも、全員が大きな声を合わせて、担任の先生への感謝の言葉を叫びました。それだけでなく、各クラスごとに、保護者の方々への感謝の言葉も述べました。これには私も、涙を堪えることが出来ませんでした。聞いてみると、これは本校では、代々先輩方から引き継がれているスタイルだそうです。

 卒業生たちは、本校での3年間の教育活動を通して、「思いやりの心」や「感謝の気持ち」をしっかりと身につけて、社会へと旅立って行きました。これ以上、うれしいことはありません。

 3学年主任の平野勝先生、新採用教員として、本校で初めてクラスを持った遠藤知美先生、酒巻祐亮先生、3年間、本当にお疲れ様でした。これまでのご指導に、心から感謝申し上げます。先生方の3年間の教えは、確実に生徒一人ひとりの胸に刻まれ、3年生たちは、立派に本校を巣立って行きました。そして、副担任の先生方と各部活動の顧問の先生方を始めとして、本校の全ての教職員の方々にも感謝申し上げます。

 そして、3年間、本校の教育活動に多大なるご理解とご協力をいただき、温かく我が子を見守ってくださった保護者の皆様方、これまで本当にありがとうございました。お子様たちは、この3年間で大きく成長されました。

 3年生の皆さん、ご卒業、おめでとう。いなくなるのは寂しく思いますが、健康に留意して、それぞれの進路で大きく羽ばたいてください。

 最後に一つだけ、エピソードを紹介したいと思います。卒業式の前日、ソフトボール部の部員たちと先生方が、昇降口前と正面玄関前の氷を、一生懸命取り除いてくれていました。少々寒波が緩んだとはいえ、氷は固く、つるはしなども使っての困難な作業でしたが、皆さん黙々と作業をされていました。

 ボランティア活動も、本校の良き伝統であり、ソフトボール部だけでなく、サッカー部やバレーボール部等多くの部活動の生徒たちが、いつも自主的に、校舎内外の清掃などをしてくれています。

 卒業式では、卒業生が主役であるため、在校生と先生方が皆で、縁の下からステージを支えてくれます。これも、毎年先輩から後輩へ引き継がれる、本校の良き伝統の一つです。

 在校生の皆さん、皆さんたちもいつの日か主役となります。たくさんの思い出と達成感を持って卒業式を迎えられるよう、一日一日を無駄にすることなく、学業や部活動等に全力を発揮して、充実した毎日を過ごしてください。