日誌

2019年3月の記事一覧

離任式が行われました。

 3月27日(水)、毎年恒例の離任式が行われました。今年度は、9名の先生方が本校を去られることになりました。

 当日は、在校生に加えて、卒業生たちも多数駆け付けてくれました。皆さん、ありがとうございました。先生方は、期間の長短はありましたが、在任期間中本校を愛し、そして、熱意を持って生徒の皆さん方を指導してくれました。先生方はそれぞれ、胸にある熱い思いを語られ、皆さん方を激励してくださいました。先生方、長い間、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

 実は私も、9名の中の一人でした。昨年度は、公開文化祭「すずかけ祭」、そして今年度は創立90周年記念事業がありました。本校にとって節目となる大事な時期に、校長として2年間勤務し、皆さん方と様々な行事を経験することができたこと、本当に幸せでした。生徒の皆さんと先生方、PTAと同窓会の皆様、そして地域の方々にいつも支えていただいたおかげで、楽しく充実した2年間を過ごすことができました。本当に、ありがとうございました。この2年間は、私の大切な思い出です。

 これは、校長室の窓からの眺めです。今は閑散としていますが、いつも放課後、サッカー部・陸上部、そして遠くにはソフトボール部やソフトテニス部の生徒たちが、生き生きと練習に励む姿が見られます。私は、この眺めがとても好きでした。これから少し寂しくなりますが、私はこれからもずっと、この喜多方東高校を応援しています。

 本校のさらなる発展と、生徒の皆さんの益々のご活躍、そして、関係する全ての皆様のご健勝を心からお祈りいたします。2年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました!

 

ご卒業、おめでとう!

 3月1日(金)、本校で卒業式が行われました。

 当日は心配された雨も降らず、天候に恵まれた中、107名の卒業生たちが本校を巣立って行きました。

 今回の卒業生たちは、本校で最後の、学年3クラスの学年でした。7月の猛暑の中での「スポーツ大会」では、3年生の各クラスは、団結力とパワーを見せつけてくれました。お揃いのTシャツに身を包んで、クラス全員が円陣を組んで声を掛け合う姿は、とても印象的でした。11月の「ミニ文化祭」の「クラス対抗合唱コンクール」でも、3年生の各クラスの団結力は際立っていました。前日まで熱心に練習を積み重ね、コンクール当日は、各クラスとも素晴らしいハーモニーを聴かせてくれました。有志発表では、多くの3年生たちが歌やダンスでステージに立ちましたが、そのパフォーマンスは圧巻であり、素晴らしい自己表現力を見せてくれました。

 また、今年度は本校にとって、創立90年目の記念すべき年であり、10月には創立90周年記念式典が挙行されましたが、3年生たちは最上級生として、立派にその務めを果たしてくれました。3年生たちと一緒に過ごしたこの2年間は、私にとっても大切な思い出です。

 卒業式の卒業生退場で、3年生たちは各クラスとも、保護者席の前できちんと整列し、保護者や家族の方々へ、お礼の言葉を述べていました。これは、本校恒例行事の一つですが、私にとっても、胸が熱くなる瞬間です。

 学年主任の佐野久美子先生、担任の永井清和先生、大杉和史先生、3年間の長きにわたり、情熱と愛情あるご指導、本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。先生方のご指導のおかげで、3年生たちは、周りの方々への「感謝と思いやりの心」を持って、立派に本校を巣立って行きました。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとう。皆さん方のこれからの人生が、幸多からんことを心からを祈っています。自らの夢と希望の実現に向けて、大きく羽ばたいてください!

「スプリングコンサート」が開催されました!

 2月24日(日)、本校音楽部、毎年恒例の「スプリングコンサート」が開催されました。「スプリングコンサート」は、今回で第4回目になります。

 今回のコンサートは、初めての試みとして、大和川酒造店さん北方風土館の「昭和蔵」をお借りして行いました。「昭和蔵」は、文字通り蔵造りで雰囲気たっぷりのイベントホールであり、どんなコンサートになるのか、とても楽しみでした。

 受付は、生徒会役員の生徒たちが手伝ってくれました。

 コンサートのオープニングは、歓迎の意味を込めて、本校校歌を聴かせてくれました。当日、「昭和蔵」は、保護者や同窓会の方々、地域の方々など、約160名の来場者で大入り満員状態であり、アットホームで温かい雰囲気の中で、コンサートを実施することができました。皆様、ありがとうございました。

 今回のコンサートの看板は、書道部の生徒たちの手によるものでした。一人が3文字ずつ担当し、全員で看板を制作してくれたそうです。墨汁も、試行錯誤を繰り返して春らしい色を調合してくれたとのことでした。書道部の生徒の皆さん、ありがとうございました。

 コンサートの第Ⅰ部は、「クラシックステージ」であり、合唱班の部員たちが「ヒスイ」を始め数曲を、格調高く素敵なハーモニーで披露してくれました。

 今年度の音楽部は、従来の演奏と合唱に加えて、「映像」という新たなテーマに取り組んでいます。昨年11月の「ミニ文化祭」でも、生徒と先生方に出演を依頼して制作した、ユーモア溢れるミュージック・ビデオを上映し、大いに「ミニ文化祭」を盛り上げてくれました。

 そして、今回の「スプリングコンサート」のテーマは、"THIS IS ME"です。あるがままの自分を受け入れ、人間としてもっと成長したいという意味が込められているそうです。自分らしさを存分に発揮して、様々な新しいことに次々とチャレンジしている今年度の音楽部に、ピッタリのテーマであると思いました。

  今回の「スプリングコンサート」でも、「映像」が取り入れられました。それが、第Ⅱ部でした。第Ⅱ部では、「えんとつ町のプペル」という絵本をベースに、朗読をしながらスクリーンに映像を投影し、それに演奏と合唱が加わりました。また、部員たちが着ぐるみに身を包んで、金管楽器で効果音を出すなどの演出も工夫され、聴衆は、静かに聞き入っていました。 

 第Ⅲ部は「ポップステージ」で、前半は「合唱ステージ」でした。お揃いのカラフルなTシャツを着用した合唱班が、大ヒットした映画「君の名は。」のエンディング曲「なんでもないや」や、米米CLUBの往年のヒット曲「浪漫飛行」などを、力強くそして美しい混声合唱で歌い上げました。 

 後半は、吹奏楽班による「吹奏楽ステージ」でした。映画"THE GREATEST SHOWMAN"からの曲や、スウィング・スウィング・メドレーなど、ソロ演奏を含めて力強く迫力ある演奏が展開されました。

 アンコールは、昔懐かし「銀河鉄道999」と「踊るポンポコリン」でした。部員たちは、聴衆の近くまでやって来て、笑顔一杯で歌って踊り、お菓子を配るという演出もありました。会場全体が一つになり、手拍子で大いに盛り上がりました。

 こうして、聴衆からの大喝采の中、2時間半の「スプリングコンサート」はエンディングを迎えました。

 音楽部の生徒の皆さん、顧問の小泉和佳子先生・佐野久美子先生、今年も、素晴らしい「スプリングコンサート」をありがとうございました。当日までの練習と準備は、本当に大変であったと思います。"THIS IS ME"というテーマのとおり、斬新な発想が随所に取り入れられ、まさに「自分らしく」素敵なコンサートであったと思います。

 音楽部の皆さん、来年の「スプリングコンサート」も楽しみにしています。これからも、様々な新しいことに積極的にチャレンジして、進化を続けてください。期待しています!