日誌

校長blog

「修学旅行」、順調です!

 2年生の皆さん、「修学旅行」を楽しんでいますか・・・? 旅行は、順調なようですね。昨日の嵐山の紅葉はどうでしたか・・・? 宿での夜間外出は、わくわくしたことでしょう。

 今日は、旅行2日目ですね。本日の奈良・京都は天気も最高で、日中は、晩秋の古都観光を満喫できたものと思います。清水寺の舞台からの京都市内の眺めは、さぞや素晴らしかったことでしょう。今日は、こちら喜多方も、朝から快晴の素晴らしい天気でした。朝方は、少々冷えました。

 2年生の皆さん、体調には十分注意しながら、引き続き「修学旅行」を満喫してください。今回の「修学旅行」が、充実した楽しい旅行となり、高校時代の大切な思い出の1ページとなることを心から祈っています。
 

 

 

『舎監せんせい』を読みました。

 「『舎監』せんせい ~集団就職の少女たちと私~」(本の泉社)というタイトルの本を読みました。

 本校生の皆さんは、「舎監(しゃかん)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか・・・? 最近では、あまり耳にしない言葉かも知れませんが、辞書を引くと、「寄宿舎で、寄宿している学生・生徒の生活指導や監督をする人」と説明されています。

 この本の著者は、現在フリーライターをされている鈴木政子さんという方で、喜多方女子高等学校の卒業生、つまり、皆さん方の先輩でいらっしゃいます。鈴木さんは、本校卒業後、東京の大学で学ばれ、国語の教員免許を取得されました。その後、大手出版社での勤務を経て、昭和34年からの4年間、首都圏の大手電機メーカーで、「舎監」としてお勤めになりました。この本には、鈴木さんが「舎監」として、「集団就職」の少女たちと共に過ごした貴重な体験が綴られています。

 「集団就職」も、現在ではほとんど聞かれない言葉になりましたが、これは、「かつて日本で行われていた雇用の一形態であり、地方の中学・高校卒業者が、大都市の企業や店舗などへ集団で就職すること」を指しています。「集団就職」した少年・少女たちは、当時「金の卵」と呼ばれ、実際に、高度経済成長期にあった日本を縁の下から支えたのです。9月末まで、NHKで放映されていた連続テレビ小説「ひよっこ」も、「集団就職」や「舎監」がモチーフとなっていましたので、見たことがある人は、イメージが湧くと思います。

 鈴木さんは「舎監」として、国語の授業などを行いながら、工場で働く十代半ばの多感な少女たちの面倒を見ました。日々の生活は、笑いあり涙ありで、様々な出来事が起こります。鈴木さんは、「舎監」として日々悩みながらも、少女たちにとって何が最善であるかを考えながら、優しくそして時には厳しく、少女たちへ惜しみない愛情を注ぎます。

 鈴木さんは、一人の女性として、人生の岐路であれこれ思い悩みながらも、熟慮の末自分自身で「決断」し、そしてそれを「行動」に移して来られました。鈴木さんが、自分自身の人生に正面から向き合い、「勇気」を持ってこれまでの人生を歩んで来られた姿に、私は感動を覚えました。

 「読書の秋」も、大分深まりました。『舎監せんせい』は、本校の図書館に置かれています。本校生の皆さんも、是非、読んでください。そして、かつての「集団就職の少女たち」の姿に、触れてみてください。

「すずかけ祭」、有終の美!

 10月26日(木)、台風で延期されていた「終夜祭」が無事行われ、「すずかけ祭」の有終の美を飾りました!

 まず始めに、保健委員会の発表があり、その後、音楽部による発表がありました。「美女と野獣」を彷彿とさせるユーモアたっぷりの劇に、伴奏が加わりました。続きは、2月の「スプリングコンサート」でということでしたので、乞うご期待です。

 「有志発表」は、21日(土)同様、大変盛り上がりました。たくさんのネオンライトを駆使してのダンス等があり、生徒たちはステージ前に陣取って大声援を送っていました。日頃とは、少々違った生徒たちの一面を垣間見ることができ、本校生の、若い力と自己表現力に圧倒されました。



 続いて、「早食い・早飲み選手権」や「ロシアンルーレット」等のゲームが行われました。ゲームには、生徒と一緒に先生方も出場し、盛んな声援を受けていました。私も、うまか棒の早食いに出場しましたが、結果は惨敗でした・・・(笑)



 休憩を挟んで、今回の「すずかけ祭」の表彰式が行われました。クラス企画・仮装行列での各賞に加えて、急遽、仮装行列での個人賞も設けられました。表彰を受けたクラスや生徒たちの、満足気でうれしそうな表情がとても印象的でした。

 その後、今回の「すずかけ祭」のテーマ、「" Our wish for the future " ~未来へつながる思い~」から連想される漢字一字のアンケート発表がありました。1位が「夢」、2位が「繋」、3位が「希」という結果であり、本校生の良識を窺い知ることができました。



 次に、「エンドロール」の上映がありました。今回の「すずかけ祭」の、準備から「一般公開」までの様子が、生徒や先生方からのメッセージ入りで映像になっており、準備の様子などが手に取るように分かりました。「エンドロール」は、「終夜祭」に相応しい内容でした。

 そして最後の最後に、グラウンドでの「花火」がありました。夕闇迫る直前、まず最初に「噴水花火」が噴き上がりました。続いて、「仕掛け花火」に点火されると、見事に、『祝すずかけ祭』の文字がカラフルに浮かび上がりました。そして最後に、大音響と共に「パステル花火」が打ち上がると、思わず生徒たちからは歓声が上がり、それが拍手に変わりました。



 おかげさまで、無事、3年に一度の公開文化祭「すずかけ祭」の全日程を終了することができました。生徒会役員・実行委員会を始めとして、全校生の皆さん、全ての先生方、「休処 よってがんしょ」でご協力いただいたPTAの皆様方、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 そして、雨の中ご来場いただいた皆様方と、日頃からお世話になっております地域社会の方々に、心から感謝申し上げます。皆様、本当にありがとうございました。

「すずかけ祭」の「一般公開」が無事終了!

 10月22日(日)、「すずかけ祭」の「一般公開」が無事終了しました!

 当日はあいにくの雨にもかかわらず、1,000名近い方々にご来場いただきました。皆様、雨の中の多数のご来場、本当にありがとうございました。入り口には、係の生徒たちが作製したカラフルなアーチが飾られ、お客様方をお迎えしていました。

 

 家庭クラブでは、「バリアフリーCITY喜多方 ~共生への一歩を東高から~」というタイトルで、日頃盲導犬を連れている目の不自由な方をお招きし、盲導犬についてのトークショーが行われました。

 会場には、立ち見が出る程多くのお客様が訪れ、トークショーを興味深く聞かれていました。その中で、盲導犬がハーネスを付けている間(仕事中)は、「声を掛けない・触らない・エサを与えない」という三つのことをしっかり守って欲しいというお話があり、とても勉強になりました。

 トークショーの間、盲導犬の「プラス君(オス)」は、飼い主の方の足元でじっと大人しくしていました。その後、ハーネスを外したプラス君を、撫でたりすることができました。



 今回の「すずかけ祭」でも、毎回恒例のPTAの方々による食堂、「休処 よってがんしょ」がオープンしました。「よってがんしょ」は、当日券を買い求めるお客様で大変賑わい、おかげさまで、準備したメニューは全て完売することができました。皆様、ご来店ありがとうございました。

 私も、「カレーライス」「かけうどん」「玉こんにゃく」をいただきましたが、どれも本当に美味しく、PTAのお父さん・お母さん方の腕前に脱帽いたしました。ごちそうさまでした。「カレーライス」は、「中辛」と「甘口」の2種類のルーが準備され、私は「中辛」をいただきました。「玉こんにゃく」は、「米沢名物」が「東高名物」と書き換えられていて、思わず笑ってしまいました。







 PTAの皆様方、大繁盛であった「休処 よってがんしょ」の切り盛り、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

 本校生たちが、連日遅くまで頑張って準備したクラス展示は、どこのクラスも素晴らしい出来栄えで、多くのお客様方で賑わっていました。体育館での発表や作品展示も、とても見応えがあったと思います。





 本校生の皆さん、「すずかけ祭」の「一般公開」、本当にお疲れ様でした。どれをとっても、素晴らしい展示と素晴らしい発表、そして、素晴らしい「おもてなしの心」でした。立派な文化祭が出来たこと、皆さん方をとても誇りに思います。

「すずかけ祭」初日が終了しました。

 3年に一度の公開文化祭「すずかけ祭」の初日が、無事終了しました。

 朝方少々雨が降り、天候が心配されましたが、その後雨が落ちてくることはなく、午前中予定通り、「仮装行列」が無事実施されました。

 「蔵の町」喜多方市の中心街を、それぞれに工夫を凝らした、色とりどりのキャラクターたちが練り歩きました。

 その後行列は学校に戻り、審査員と全校生を前にしてクラスごとのパフォーマンスが行われ、音楽に合わせて、息の合ったダンスや寸劇などが披露されました。

 午後は体育館で、「有志の発表」が行われました。迫力あるダンスや、ピアノやギター伴奏による歌など、それぞれとても見応えのあるパフォーマンスであり、生徒たちはステージ前に腰を下ろし、盛んに声援を送りながらとても盛り上がっていました。本校生たちの、「若い力と自己表現力」に感心しました。

 ところで、体育館のステージの両脇に、美術の寶保先生と係の生徒たちが、長期間かかって苦労して作り上げた、「立体オブジェ」があります。一つは、「喜多方ラーメンと龍」であり、もう一つは、近くに群生地がある「ひめさゆりの花」を模ったものです。どちらも、素晴らしい出来栄えとなっています。是非とも、ご覧ください。

 明日は、午前10時から午後3時まで「一般公開」となります。是非ご来場いただき、本校生たちが頑張っている姿をご覧ください。